演算子と関数の概要 |
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計算
以下の演算子は、計算式でサポートされています。
演算子 |
関数 |
+ |
加法 |
- |
減法 |
* |
乗法 |
/ |
除法 |
^ |
累乗法(~の…乗) |
() |
丸カッコ |
-a |
単項マイナス |
グローバル関数 |
下記のグローバル関数を参照してください。 |
テーブルのプロパティー |
以下のテーブルのプロパティーを参照してください。 |
テーブル列のプロパティー |
以下のテーブル列のプロパティーを参照してください。 |
これらに加えて、条件付き書式では、以下を使用できます。
演算子 |
関数 |
関係演算子 |
|
< |
より小さい |
<= |
より小さい または と等しい |
> |
より大きい |
>= |
より大きい または と等しい |
比較演算子 |
|
== |
と等しい |
!= |
と等しくない |
論理演算子 |
|
AND |
And (大文字小文字区別なし) |
OR |
Or (大文字小文字区別なし) |
グローバル関数
グローバル関数は通常の関数で、メンバー シンタックスに記述されません。使用できる関数には以下を含みます。
•IsEmpty()
フィールドが空のとき、true/falseを返します。
使用例:IsEmpty(Field)
•Abs()
絶対値を返します。
使用例:Abs(Field)
テーブルのプロパティー
テーブルのプロパティーは、テーブルでのみ使用できるプロパティーです。これらを使用するためのメンバー シンタックスを丸カッコなしで追加します。
•RowCount
現在テーブルにある行の数を返します。
使用例:MyTable.RowCount (MyTable はそれ自体がテーブル フィールドである必要があります。)
テーブル列のプロパティー
テーブル列のプロパティーは、テーブル列でのみ使用できるプロパティーです。これらを使用するためのメンバー シンタックスを丸カッコなしで追加します。
•Sum
このテーブル列のすべての行数の合計を返します。
使用例:TableIntCol.Sum (TableIntCol はテーブル列フィールドである必要があります。)
演算子の優先順位(演算順序)
演算子の優先順位は以下のように定義されています。数字の最も小さいものが最初に実行され、最も大きいものが最後に実行されます。
1.累乗(^)
2.乗法/除法(*, /)
3.加法/減法(+, -)
4.関係演算子(<, <= , > , >=)
5.比較演算子(==, !=)
6.論理 And
7.論理 Or
たとえば、「OR」は常に最後に実行され、乗法は加法の前に計算されます。
2 + 3 * 2 は 8 となります。
優先順位が意図したものでない場合、丸カッコを追加して優先順位を変更できます。
例えば、(2 + 3) * 2 は 10となります。
式の演算子または関数が評価中に例外を送出(例:0で割る)するときは常に、結果は空になります。エラーはイベント ログに記録され、ユーザーには示されません。
同様に、式の演算子または関数が評価中に例外を送出するときは常に、条件は FALSE と仮定されます。エラーはイベント ログに記録され、ユーザーには示されません。
フィールド ソース
フィールドの種類により、式は異なるフィールド ソースを使用することができます。通常のインデックス データ フィールドは以下のフィールド ソースを使用できます。
• サポートされている通常のインデックス データ フィールド ソース(数値、数値(小数)、および数値または数値(小数)の依存フィールド)のいずれか
• テーブルのプロパティー(例:RowCount 関数)
• テーブル列のプロパティー(例:Sum 関数)
通常のフィールドは、テーブル列フィールドをソースとして持つことができません(RowCount/Sum 関数を通じて間接的にのみ持つことができます)。テーブル列インデックス データ フィールドは以下のフィールド ソースを使用できます。
• サポートされている通常のフィールド ソース(数値、数値(小数)、および数値または数値(小数)の依存フィールド)のいずれか
• 同一テーブルの別のテーブル列インデックス データ フィールド(異なるテーブルのテーブル列は参照できません。)
• テーブル列のプロパティー(例:Sum 関数)(使用中の列を除く)これは、テーブル列「X」が使われている場合、式 「X.Sum」 は使用できないことを意味します。
「This」 キーワード
条件付き書式でのみ、「this」(引用符なし)キーワードを使用できます。キーワードは、ユーザーが現在いるフィールドを参照します。
例えば、ユーザーが「Calc」フィールドにいる場合、条件付き書式は以下のように表示されます。
Calc > 10
あるいは、「this」キーワードはフィールドの参照にも使われます。
this > 10
計算は自身を参照することができないため、「this」キーワードは条件付き書式でのみ動作します。カテゴリーがすでに「this」の FieldID を持っている特別な場合があります。この場合は、「this」は自身ではなく、ほかのフィールドを参照します。