複数ユーザーの作成 |
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一度に多数の Portal ユーザーを作成する場合には、外部のデータベースと同期して、処理を自動化できます。この処理は、SQL ステートメントを使用するか、その他のテーブルから値を取得することによって Therefore™ データベースで行うことができます。
新しい項目が Therefore™ データベースの TheUserSync テーブルに挿入されます。サーバーは、10分おきに変更を自動的に同期します。
TheUserSync テーブルの各行は、 1 人の ユーザーにつき 1 つの検索です。1 人のユーザーに複数の検索を設定するには、Email および UserName の列に同一の値を使用して複数の行を追加する必要があります。 |
同時に複数の Therefore™ Portal ユーザーを作成するにはどうすればよいですか?
1.外部データベースから Therefore™ Portal ユーザーを作成するには、データベースまたはテーブルが少なくともユーザーの電子メール アドレスおよびユーザー名 (必要に応じて電子メールと同じにすることができます)を提供する必要があります。
2.SQL ステートメントを実行して、Therefore™ データベースの TheUserSync テーブルの列に新しい項目を挿入します。「CustomerData」テーブルから値を取得する例として、以下のスクリプトを参照してください。
INSERT INTO TheUserSync (Email, QueryNo, UserName, UserType, UserPwd, OneTimePwd, ConditionXML, SyncState)
SELECT Email 68. Email 4. NULL, 1. '<Conds><C><FieldNo>1020</FieldNo><Filter>' + CustomerID + '</Filter></C></Conds>', 1
FROM CustomerData
TheUserSync テーブルの列を以下に示します。 |
列 |
説明/メモ |
ユーザーの電子メール アドレスで、各 Portal ユーザーを一意に識別するために使用します。これは必須フィールドです。 |
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QueryNo |
このユーザーに割り当てた検索の検索 ID。検索 ID は、TheQuery テーブルまたは Therefore™ Portal 設定ダイアログのいずれかで見つけることができます。 |
UserName |
Portal ユーザーのユーザー名。1 人のユーザーに複数の検索を追加する場合、各項目に対しユーザー名は同じである必要があります。 |
UserType |
Portal ユーザーの場合、常に 4 に設定します。4 に設定されていない場合は無視されます。 |
UserPwd |
ユーザーのクリアテキスト パスワードです。これが NULL に設定されている場合、サーバーによってユーザーのパスワードが生成されます。生成されたパスワードは常にワンタイム パスワードなので、ユーザーは次回のログイン時にパスワードを変更する必要があります。 |
OneTimePwd |
有効な値は、0 または 1 のみです。 0:ユーザーのパスワードは、UserPwd 列に表示されます。 1:ユーザーのパスワードは、UserPwd 列に表示されますが、次回のログイン時に変更する必要があります。 UserPwd が NULL に設定されている場合、この設定は何の影響も及ぼしません。 |
ConditionXML |
このユーザーおよび検索の表示条件を制限するために使用する XML 文字列です。この値の詳細については、以下のステップ 3 を参照してください。 |
SyncState |
各項目の現在の同期状態です。有効な値は 0 ~ 4 です。 0:エントリーが同期しています。サーバーによるアクションは必要ありません。作成されたユーザーは、サーバーによってこの状態に設定されます。0 で新しいエントリーを作成しないでください。そうでないと、ユーザーが作成されません。 1:エントリーがまだ同期していません。同期用にマークされます。ユーザーを作成する場合、またはユーザーに変更を加える場合は、サーバーがこれらを同期するように、これを 1 に設定します。 2:このエントリーは、削除用にマークされます。エントリーおよび対応する Portal ユーザーは削除されます。これは、ユーザーを削除する場合に推奨される方法です。テーブルから手動でエントリーを削除しないでください。SyncState を 2 に設定すると、次回、同期が実行されるときに該当するエントリーが自動的に削除されます。 3:新しいエントリーを追加したとき、または既存エントリーを変更したときにエラーが発生しました。以前の状態は 1 でした。イベント ログで詳細を確認してください。問題が解決されたら、状態を 1 に戻してから再度同期を実行します。 4:既存のエントリーを削除したときにエラーが発生しました。以前の状態は 2 でした。イベント ビューアーで詳細を確認してください。問題が解決されたら、状態を 2 に戻してから再度削除を実行します。 |
3.各ユーザーの表示権限を制限するには、ConditionXML を正しく設定する必要があります。推奨される手順を以下に示します。
i.Therefore™ Solution Designer でサンプル Portal ユーザーを作成します。
ii.このユーザーに適切な条件を設定します。
iii.Therefore™ データベースに移動して、 ThePortalAccessのテーブルにアクセスします。
iv.サンプル ユーザー用に ConditionXML 列から ConditionXML をコピーします。これをサンプルとして使用します。
v.この XML 文字列を各ユーザー用に変更して、正しい条件を適用します。<Filter> タグ間の値を変更します。
vi.変更した ConditionXML を TheUserSync テーブルに適用します。
各ユーザーに表示を許可するドキュメントの種類を制限するには、これらの条件を正しく設定することが非常に重要です。これらの条件が適切に設定されない場合には、ユーザーがその他のユーザーのドキュメントや権限のない秘密情報を表示できるようになる可能性があります。 |
アカウントが作成されたことをユーザーに通知するにはどうすればよいですか?
1.同期によって作成されたアカウントのユーザーは、最初にアカウントを有効にしてパスワードを受け取る必要があります。管理者は、ユーザー名および Therefore™ Portal の起動ページへのリンクを含む通知を送信する必要があります。リンクは、http://server/TWA/Portal/PortalActivation.aspx です。Server の部分を実際のサーバー名で置き換えます。複数テナントシステムの場合は、TWA をテナント名に変更します。
2.ユーザーは、自分のユーザー名を入力し、Activate をクリックして、生成されたパスワードを電子メールで受信する必要があります。このパスワードを使用して Therefore™ Portal にログインします。